質の高い内視鏡検査
胃・大腸がんをゼロに

医療法人社団四谷高木会四谷内科・内視鏡クリニック

東京・四谷にある医療法人社団四谷内科・内視鏡クリニックは忙しく生きる人々のニーズに応えるきめ細やかな診療を行い、日々多くの人が訪れるクリニックだ。同院の高木謙太郎理事長は予防医学を広めて、健康寿命の伸長に貢献すべく、日々注力している。

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忙しい現代人の強い味方となるクリニック

「大腸内視鏡(大腸カメラ)」や「胃内視鏡検査(胃カメラ)」を受けたいけれど、時間が取れなかったり、検査へのハードルを感じたりして躊躇(ちゅうちょ)している人もいるのではないだろうか。そんな中、消化器内科医の高木理事長は内視鏡検査の敷居を下げ、気軽に受けられる環境作りに尽力している。例えば、大腸内視鏡検査を受ける際、自宅で下剤を飲んだ後の移動に不安を感じる患者に対しては、院内で下剤を飲んで検査を受ける選択肢も用意する。また、苦しいイメージがある胃内視鏡検査も、鎮静剤かけて行うため、「いつ検査をやったのですか」と患者が驚くぐらいあっという間に終わるという。

「胃カメラは来院されてからクリニックを出るまでに一時間程度で終わるようにしていますので、朝一番に来られたら午前10時過ぎにはクリニックを出られます。そのまま仕事に行くこともできますよ」と明かす。

また、同院はオンライン診療を積極的に取り入れ、待ち時間や来院の手間を減らすように気を配る。「事前診察はオンライン診療で行い、検査のときだけ来院していただいて、問題がなければ当日説明して終了しますが、ポリープを切除した方や、組織を採取した方は病理検査に提出するため、後日再度来院して、結果を説明する必要があります。当院では病理検査の結果説明もオンライン診療を受けることができますので、来院は1回で済みます」と話す。男性医師の検査に抵抗がある女性は女性内視鏡医師の検査を受けることもできるという。

同院の特筆すべき点は、検査で病気が発見されて治療のために総合病院へ紹介が必要となった場合、病院の選定や推薦医師の外来予約を手配し、患者は紹介先の外来を受診するだけという状況を整えることだ。「もし自分や私の家族に治療が必要になった場合はこの医師にお願いするという、質の高い医療を提供してくれ信頼できる医師を紹介しています。そこで病気が治った患者さんは『安心して治療を受けることができ、良い医師を紹介してくれた』と満足度も上がります。病気発見するところまでではなく、その先の質が高い治療へのアプローチまでこだわっています」と力を込める。

四谷という利便性を生かし、近隣の各クリニックと連携して、宿泊せずとも1日で完了する人間ドックも提供している。海外在住の方が一時帰国した際、忙しい合間を縫って人間ドックを受けておきたいと来院することも多く、さらに訪日外国人も質の高い検査を受けたいと訪れる。現代を生きる人のニーズに対応した診療で、将来にわたる健康維持に貢献している。

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診療システムを共同開発して受診のハードルを下げる

高木理事長が内視鏡検査に情熱を注ぐようになった原点は、勤務医時代に遡る。胃がんや大腸がんで苦しむ人々を数多く診る中で、若い頃から定期的に検査を受けて胃がんや大腸がんを早期発見ができれば、根治が可能だったと悔しい経験を重ねてきた。「ただ現実として内視鏡検査は辛いイメージがあったり、敷居が高かったりして皆さん受けたがらない状況がありました。そこで楽で受けやすい内視鏡を一度経験してもらえたら、『これなら受けてもいいかな』と定期的に受けてもらえるようになるのではと思った」と振り返る。そこで高木理事長は質の高い内視鏡を世の中に広めていくことで、胃がんや大腸がんで苦しむ患者を限りなくゼロに近づけるべくクリニックを開院。奮闘を続けている。

また、質の高い内視鏡検査を提供するのみならず、当院のミッションである予防医学を広めるため予防接種や睡眠時無呼吸症候群の治療等も積極的におこなっている。

さらに同院は現場のニーズをシステム開発企業に還元し、診療に寄与するシステムの共同開発にも取り組んでいる。なかなか進まない医療業界のIT化を進めたい、という思いがそこにはある。「当院は予約システム、Web問診など可能な限りIT化し、オンライン診療も日本トップクラスの件数をおこなっている。医療業界へIT化による業務効率化や診療のメリットを伝え、啓蒙活動を続けていきたいですね」と語る。

糖尿病専門医である妻の高木知子副院長と共に、今後も予防医学に取り組み、病気で苦しむ人を限りなくゼロに近づけたいと高木理事長は志す。日々増える患者に応えるべく、クリニックの規模を拡大し、新たな展開も見据えている。「私たちが現場にITやAIを率先して活用していくことで医療業界において導入が進み、結果として患者さんが医療へアクセスしやすい環境に繋がっていくことを期待しています」と上を向く。

医療法人社団四谷高木会四谷内科・内視鏡クリニック理事長

高木 謙太郎

東京慈恵会医科大学卒業後、東京都立墨東病院救命救急科・消化器内科や東京都立豊島病院消化器内科を経て、2022年に四谷内科・内視鏡クリニックを開業。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・消化器病専門医、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医、日本医師会認定産業医。

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