職場の悩みを明るく
自分主役脳で解決!

株式会社ホワイトスターラボ

脳科学と心理学を使った人間関係学を応用したオーダーメイドのメンタルトレーニング研修やビジネスの心理的安全性をつくるコミュニケーションセミナーを行う株式会社ホワイトスターラボ。独自のメソッドで、一部上場企業のエグゼクティブを中心に、ビジネスパーソンはもちろん、企業のメンタルヘルス研修を数多く担当する。山田梨加代表取締役は「主役の人生を生きること。『自分主役脳』になることでビジネスも人生もうまくいく」と力を込める

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集中力・生産性が上がるオリジナルメソッド「催眠力」で脳が活性化

脳の認知構造を再構築するビジネスコミュニケーションを教えるメンタルヘルス・コーディネーターとして活躍する山田代表だが、前職は畑違いとも言える歯科衛生士、兼医療秘書だった。医療法人の理事長であり口腔外科医である父のもとで働いていたという。山田代表は「当時、父が3回ほど億単位で仕事関係者にだまされてしまったことがありました。学会にも歯科医師会にも、患者さんに対してもこんなに親身になっているのに、なぜこんな目に遭うんだろうと。よく父が『経営者は孤独だ』と言っていましたが、そういうときに寄り添って相談にのるプロがいたらもっと助かったのでは、と感じたことが『心の良い人が心の良いまま時代の主役になる!』という会社理念へと繋がっています」と、父を支えた経験がメンタルヘルス・コーディネーターとして独立するきっかけとなったと振り返る。

さらに、歯科衛生士として多くの患者の相談にのった体験も原点だ。「学んだことを実践しても、患者様によってはなかなか改善につながらないこともあり、それが不思議でした。私は父から『病は気から』、そして『医食同源』という教えを受けていたのもあり、もしかしたらそれは『ストレス感情』が原因なのでは、と思い当たり、その根源を見つけたい。心理学や脳科学を活用したプロとして患者様を救いたいという気持ちもありました」と語る。

その後、欧米の実践心理学や脳科学を学び、それを日本人の繊細さにあわせてアレンジ。コーチングの限界を補うために作られたというオリジナルメソッドを開発した。「『個性は美学』という考えをベースに、その人なりの言葉の使い方を伝えていくことを大切にしています。最初は企業の代表など、エグゼクティブのために開校した口癖開運塾でした。言葉、口癖を変えるだけで社員との関係性が変わり、その結果、売り上げなどの数字につながるとご紹介、口コミで広がっていきました。」と語る。

同社のメンタル研修は、会社の問題だけでなく一人一人のプライベートの状況など、トータルで行うことが特徴だという。「家庭の問題を無意識で会社に持ち込んでいる人は、意外と多い。ですから、まずは自分のことを知っていただくことから始めています。家庭の中での無理、我慢、頑張りすぎで、潜在脳力を発揮できない脳内エラー。それが『ストレス感情』につながり、知らぬ間に部下にキツくあたってしまっていた、という方も多くいらっしゃいますから。」と説明する山田代表だが、中でも「『ストレス感情』のない状態を安定継続させること」が大事だと強調する。

「脳と心を安定した状態に保つこと。心理的安全性を作ること。そのためには職場や家庭でも共通で使える『感情の取り扱い説明書』を手に入れて、自己解決脳力を高めること。ストレス感情は、日々使う言葉や口癖を変えるだけで、それがかないます。それによって自然と楽に仕事の集中力、生産性を結果として上げることができる。そういった脳のちょっとした仕組みを知ると、会社の土台となる社員の気質が変わるから、会社が変わる。社長だけでなく社員の人生が変わっていく。関わる人、全てから感謝のスパイラルが起こることが、結果として最高のメンタルヘルスであり、最強の社内覚醒へと導ける」と語る。

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本来の能力を最大限発揮できる「自分主役脳」

同社は「主役の人生を生きろ」という理念を掲げている。家族、会社、学校など誰かのために、というのが美学だと言われがちだが、自分の能力を最大限発揮できない状態は、無意識で他人の人生を生きて、言い訳して、他人のせいにし、周りと比較した結果、自信をなくしている状態が「自分脇役脳」であり、それを自分の人生を生きて、言い訳は自分を応援する言葉へと変えて、周りと比較しないことで唯一無二な自分に気づき周りの人とも脳力を発揮し合える「自分主役脳」にすれば、人生もビジネスもうまくいくのだという。

山田代表は「『可愛がる』と漢字で書くと。可能な限り自分を愛すという意味になります。全ての悩みを解決し目標を達成するためには、可能な限り自分を大事にするべきなんです。全てがスムーズにうまくいかない失敗、停滞の根本原因は、戦後の日本人が教育される中で構築された間違った心の使い方、自分を可愛がる前に他人を可愛がることで生まれる『ストレス感情』と『脳の間違った使い方』です。私が出会った日本の社長は、会社のために無理、我慢、頑張りすぎて、知らぬ間に自分の本音をなかなか言えないことが原因で、本来持っている潜在能力、人間が持つ宝の数々が発揮されていないことを残念に感じることが多い。だからこそ自分主役の思考、自分を中心にして物事を認知して自分と他人への声かけをしていくと全てはうまくいく。そういった意味で、この言葉を理念に掲げています」と語る。

また、近年では独自のセールスメソッドも編み出し、自らが開発した二つのオリジナルメソッドを「日本ブランドだと自信を持って世界に発信していきたい」と展望する。「誰もが個性を発揮できるいい世界を作れれば、後世にもっと活躍できる人を日本から輩出できると思っています。『良かったね』『おめでとう』『ありがとう』。この15文字を自分にも相手にも言える世界。脳を活性化させることで、自己肯定感の先にある自己効力感というジャパニーズレジリエンス。誰もがそれを持てる時代になれば、と思います」と未来を見据える。

現在は、ユングのタイプ論と東洋思想・気学を融合した、子供から大人まで個性は美学で人間関係理解し、コミュニケーションを学びながら脳力開発ができる『神気学』の研修システムを開発している。

株式会社ホワイトスターラボ代表取締役

山田梨加

1979年、静岡県出身。口腔外科医である父親のもとで歯科衛生士兼医療秘書として従事。歯科領域を超えた人生の相談役としても活躍した経験から「幸せを手に入れる脳内法則」を使った会話術を生み出し独立。2017年に企業向けのメンタルヘルス研修やセミナーを行う株式会社ホワイトスターラボを法人化。

https://white-star-lab.com/