世界38カ国に展開
愛される美容製品
TALIKA paris
1948年、一人の眼科医が戦傷者の顔面のやけど治療に植物エキス配合のクリームを使用したことを契機に開発を進め、まつ毛と眉毛の美容、発毛に特化した会社として設立された「TALIKA」。今では世界38カ国で取り扱われ、多くの人が愛用している。「太陽のような製品なので、太陽のように輝いてほしい」と話すアレクシス・ド・ブロスCEOに話を聞いた。
偶然の産物が世界38カ国へと広がる
1948年、フランスで眼科医のダニエル・ロシュが、顔面に重度のやけどを負った戦傷者の治療をする際、植物エキス配合のクリームを使用した。すると、やけどを治すだけでなく、やけどした際に焼け落ちてしまったまつ毛と眉毛を再生し、生えそろえさせることができたという逸話がある。そこから、まつ毛と眉毛の美容、発毛に特化した会社として設立された「TALIKA」は、独自の研究を続けながら進化を続けてきた。
「“瞳”から女性の人生は輝く」をコンセプトに、アイラインやマスカラ、アイシャドウ、アイブロウなどの目元を美しくする製品を中心に開発、販売しているほか、家庭で使用できるコンパクトな美顔器も多数ラインナップしている。対象年齢は20~80代と幅広く、その年代ごとの美しさを発揮できるようにさまざまな製品を提案してきた。
ブロスCEOは「TALIKAのアイライン、マスカラ、アイブロウの特徴は、どれもメイクをしながらまつ毛、眉毛を生育していくことです」と語る。一押しの商品「ラッシュ コンディショニング クレンザー」は、目元をスッキリ、しっかりケアするクレンザー。油分不使用でありながらメイクをきちんと落とす力と、デリケートな目元部分も含め、保湿できる機能を持ち合わせているという。
また、日頃からヨガを行っているブロスCEOが、ヨガの講師からの助言を基に作った「アンチエージングマスク バストライン」は、植物由来の原料に酢酸菌を植え付け培養発酵することにより作られたナノ繊維マスクで、バイオセルロースのマスクだ。同商品は、ヨガの講師がやせているブロスCEOに、植物のエキスを塗ると肉付きが良くなると教えてくれたことが開発のヒントとなった。ブロスCEOは、「TALIKAの製品は、やけどを負った人の治療もそうですが、ヨガ・アーユルヴェーダ、NASAの研究と、全て人と自然の出会いから生まれ、またそれぞれにストーリーがあるんです」と語る。また、20年前に開発したLEDライトを当てるライトセラピー(美顔器)も「NASAの研究からインスピレーションを得ました」と話す。
TALIKAだからできることを提案し続ける
多くの商品が、マーケティングありきで、そこからターゲットを決めて作っていくものが多いのですが、TALIKAはそうではありません。TALIKAは、一つ一つにストーリーがあり、人との出会い、研究者が成分と出合いそのマリアージュででき上ったものです」とブロスCEOは明かす。
また、TALIKA製品の特徴でもある自然由来のものを使用することについて、「90~95%が植物由来のもので作られ、それが基本となっています。本来コスメティックは自然から生まれるものなんです」と、こだわりを見せる。さらに、「TALIKAにだからできることを提案し、アイケア商品は70年、アイセラピーパッチは20年と、今後も長く愛される製品を生み出していきます」と語る。
そして日本市場においてのTALIKAについて、「日本はケアすることに対してとても意識が高いですね。また、日本の女性は洗練されているため、とても要求が多いですが、TALIKAはそれに十分応えられると思います。ぜひ眉毛、まつ毛に関するケアをTALIKA製品で試してほしいです」とアピールした。
TALIKA parisフランス本社CEO
Alexis De Brosses
大学卒業後、冒険家として船で世界一周し、ジャングルでの生活を体験。モザンビーク共和国では開発援助に携わる。叔父がTALIKAの製品をメキシコに輸出する仕事をしていたことがきっかけで、事業を引き継ぎ1994年にCEOに就任。TALIKA製品のベースとなっている成分をイノベーションしながら、さまざまな商品を開発。
https://talikajapon.jp/