中小企業に寄り添う
新プラットフォーム
株式会社中小企業のチカラ
「中小企業からニッポンを元気にする」というミッションを掲げる株式会社中小企業のチカラ。参画企業に対してタレント肖像を活用したプロモーションやWEBマーケティングのサポートを遂行する同社だが、今夏他社と一線を画す新サービス「タレントDX」をスタート。中小企業が抱えるあらゆる悩みを解消できるプラットフォーマーを目指す。
マーケティング部隊をセットにした新サービス
コロナ禍で疲弊する中小企業の姿を目の当たりにしたことがきっかけとなり、山下代表は「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を立ち上げた。「中小企業に対して自分に何かできることはないか」という思いから出発したこの取り組みは、広告において一般的には高額なタレント起用を、複数企業による共同契約というサブスクリプション形式で実現可能にするというアイデアに基づいている。当初、タレント側からは「イメージ低下につながるのでは」「安売りしているように見える」といった懸念の声もあった。
だが、「中小企業を元気にし、日本を盛り上げたい。そのためにアンバサダーとして参加してほしい」と真摯(しんし)に伝えることで、タレント側の理解と共感を得ることができた。「中小企業支援」という社会的意義を前面に出し、結果としてイメージアップにもつながった。契約前には必ず審査とクリエイティブチェックを行う体制を整えたことで、タレント側・企業側ともにクレームはゼロ。「双方にとって満足度の高い仕組みとなっている」と自信をのぞかせる。

このプロジェクトを基盤に、今夏、新たなサービス「タレントDX」がスタートした。サービス開始当初に比べ、近年は同様のタレント活用サービスも増えてきたが、その中であえて新たな展開に踏み出した背景には、中小企業にとって本当に使いやすく、成果につながる支援を提供したいという強い思いがあったという。山下代表は「実際に導入してみると、タレントを起用した広告など出したことがない企業ばかり。どうすれば成果が出るか分からず、売上に直結しなければすぐに解約してしまう。そんな声を何度も耳にしたことがきっかけでした」と振り返る。
どういうサービスなら継続して成果を出せるのか。突き詰めていく中で見えてきたのは、専属のマーケティングチームを持つ企業ほど、タレント広告をうまく活用しているという事実だった。山下代表は「とはいえ、世間一般の中小企業はマーケティングチームがない企業ばかり。だったら、専属のマーケティングチームをセットにしたサービスがあればいい。要は、タレントだけでなくDXの部分も全部担当するサービスを提供すればいい、と考えました」と語る。
さまざまな形で中小企業の力になりたい
「タレントDX」は、単に広告素材を提供するにとどまらず、ホームページ制作や改善提案、コンバージョン率(CVR)向上へのアプローチまで一貫してサポートするのが特長だ。「実際、弊社のクライアントの中にも、せっかく導入したのにうまく使いこなせなかったという声が少なくなかった。そこに応える形でサービスをスタートしました」と山下代表は説明する。また、ホームページ制作には、見た目の美しさだけでなく「分かりやすく伝える」デザイン力が求められるので、マーケターだけでなく、実力のあるデザイナーも積極的に採用し、技術力の向上にも力を注いでいる。
実際に導入した企業からの評価も高いという。例えば、ネットで中古車販売を行うある企業では「業界1位のライバルに勝ちたい」という明確な目標があったという。そこで、競合分析を徹底的に行い、流入経路やユーザー行動をデータで把握。その結果に基づいた改善策を提示することで、大きな成果を上げた。「弊社の強みは、単にタレントの素材を渡して終わりでなく、ウェブマーケティング部隊が伴走する点にあります」と胸を張る。
同社は創業時から、「中小企業からニッポンを元気にする」という明確なミッションを掲げている。近年、その志が着実に形になっているという手応えを感じているが、山下代表が描くビジョンはさらに先を見据えている。「将来的には、中小企業向けの包括的なプラットフォームを作りたい。中小企業が抱えるあらゆる悩みを、このプラットフォームで解決できるようにしたい」と展望する。

現在運用している「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」は、SEO的に強力なドメインを持つ。そこを中心とした情報発信メディアの立ち上げも構想にあるという。さらに、月額5000~1万円程度で利用できる情報提供サービスや、同じ課題を持つ中小企業同士がつながる場の構築なども計画中だ。「中小企業が抱える問題は、資金・人材・広告・後継者など多岐にわたります。それらを一つ一つ解決していける支援を、さまざまな形で届けていきたい」と意気込む。
現在、中心に据えている「タレント広告のサブスク」は、あくまで支援策の一部にすぎない。「“タレントサブスクの『中小企業のチカラ』”ではなく、“中小企業のチカラになる会社”として認識させたい。いずれは金融機関や自治体、国を巻き込んだプロジェクトにまで発展させ、私たち自身の成長が、日本全体の成長につながる企業を目指していきます」と力強く語った。
株式会社中小企業のチカラ代表取締役
山下佳介
茨城県出身。中学卒業後自衛隊に入隊。20歳のタイミングで、大学へ進学を決意し退職。人材系の上場企業に入社。その後株式会社リアステージ(現:株式会社HRチーム)にて新卒紹介サービスを立ち上げる。コロナ禍にて、中小・ベンチャー企業の業績悪化を目の当たりにし、「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を立ち上げ1年で年商14億円を達成。
https://smes-chikara.co.jp/