健康美を生み出す
独自技術の真価

小島代表は、大手エステサロンで研鑽を積み独立を果たした。10年間で、３万人以上の肌の改善に力を注ぎ、外見だけでなくマインドの重要性を痛感した。それは今も変わらぬ信念だという。小島代表は「技術も商品力もどんどん進化していますが、多くは外見を美しくすることに重きを置いています。しかし、美しさの本質は健康な身体があってこそ成り立つもの。健康という土台を整えることこそが、私の考える『健康美』です」と語る。

大手サロン時代、肌荒れやかぶれといった従来のエステでは対応が難しい症状に直面し、「体内に蓄積された不要なものを排出しなければ根本的な解決にはならないのでは」と考え、独自の技術を開発した。小島代表は「当時、肌荒れ以外にも、めまいや生理痛、冷え、肩こりなどの不定愁訴を抱え、エステと並行して治療院に通うお客様が多くいました。そのような方々と接する中で、エステサロンでも同様のケアができるのではと考えるようになりました」と振り返る。

治療家の元で学びを深める中で、「痛みを伴う技術ではエステの癒やしとは相容れない」との気づきもあった。そして、美容として取り入れられる技術を模索し、身体を緩めることに着目したオリジナルの施術法を確立した。しかし、施術だけでは限界があることも実感した。真の根本改善には、生活習慣や食事の見直しも不可欠であると考え、少しずつ手法を改良しながら「技術・食と生活習慣・マインド」の三本柱を確立した。この3本柱を”体・美・心”という言葉でまとめて、これからスクールに伝え広げていきたいと考えている。

同社のサロンでは、長期で通う客が多いのも特徴だ。小島代表は「生活習慣を変えていくのは本当に大変なこと。だからこそ、メンテナンスとして通い続けていただき、サポートを続けていくことが大切です」と語る。

また、サロンでの成功事例が口コミで広がり「この技術を学びたい」「同じようなサロンを開業したい」という声を受け、スクールを開校した。「何十万円もする美肌改善コースに通っても変わらなかった肌が劇的に改善したり、体づくりができた。そんな成功体験を持つお客様が、そのままスクール生になったこともあります」と話す。

スクールでは、技術だけを教えて終わりではなく、エステティシャンとしての在り方も伝えている。「売り上げに追われると癒やしという本質が損なわれてしまう。本当の意味で心も体も満たされるサロンを作れるエステティシャンの育成に貢献したいと考えています。技術だけ教えて、あとはご自由にどうぞ、という形が本当は楽なのかもしれませんが、研究を重ねてお客様のためにできた技術であって、全国展開したい、広めたいという意味で作ったものではない。そういった自分のマインドも技術と一緒に伝えていきたいと考えています」と強調する。

その言葉通り、小島代表のモットーは「結果が出ないとエステではない」「お客様を絶対に笑顔で帰す」。そして「技術２割、マインド8割」だ。小島代表は「技術は2割という心持ちですが、少しずつマイナーチェンジしているので、スクールの生徒さんやお客様から『この技術はどこまで進化するんだ』とよく言われます。向き合えば向き合うほど進化していくものが技術だと思いますが、結局はその使い方が分からなかったらお客様に届かない。だからこそ、マインドが８割。お客様への向き合い方など含めて、マインド重視の勉強会も開催しています」と説明する。

小島代表は「美容や健康を扱うからこそ売り上げ重視ではいけない」とも言い切る。「お客様の困りごとにお応えしつつ、お客様自身が気付いていない本当の課題にも寄り添いながら、未来への可能性を広げるサポートをする。それが一番重要だと感じています。世間一般のビジネスからすると私がやっていることはビジネスではないのでは、という苦悩をずっと持っていましたが、周りの方から私のやっていることがビジネスの本質だと言われることも増え、『これでいいんだ』と背中を押してもらった部分もあります。スクールを通じて、私の考えに共感してくれる本物のエステティシャンを増やしたい。そして、お金儲けだけでない本物のビジネスを広げていきたい」と熱く語る。