不安を安心に変える
男性専門クリニック

神田西口クリニック

神田駅から徒歩30秒の場所にある神田西口クリニックは、「男の元気を取り戻す」をコンセプトにした男性専門の総合医療クリニックだ。医師を含め、看護師やスタッフまで全てが男性という板東大晃院長は「不安を安心に変えられるクリニック。全ての男性に自信を持ってほしい」と語る。

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男性医療は「ブルーオーシャン」

元々総合診療の医師だったという板東院長は、ED(勃起不全)や男性型脱毛症(AGA)を専門に診る自費診療クリニックでの経験をきっかけに、世の中にレディースクリニックがあるならば、男性専門もニーズがあるだろうと考えた。男性に特化したクリニックは全国的にも数が少なく、「男性医療はブルーオーシャンだと思った」といい、同院を開院した。

同院では、EDやAGA、男性の更年期障害などの男性特有の疾患や、筋肉増強のための男性ホルモンの補充、美容皮膚科の医療脱毛や肌の改善まで、男性ならではの体の悩みに幅広く対応している。さらに、一般的には前立腺肥大や膀胱、腎臓の病気が中心となる泌尿器科では、性感染症に特化しており、「性感染症の悩みはマイナスからゼロに、というイメージですが、筋肉や美容はゼロからプラスになる。どちらも不安から安心、そして自信を付けてもらえるものなので、全ての男性に元気になってもらえれば」と板東院長は期待する。

一人一人じっくりと向き合いたいという考えから、自費診療で対応する同院は「異性がいると相談しにくいこともある」と板東院長をはじめ、看護師や受付スタッフまですべてが男性だ。板東院長自身、患者とのコミュニケーションを第一に考え、「心を開いてもらうために、まずは自分が殻を破って、ざっくばらんに話す」ことを意識しているというが、スタッフにはコンシェルジュ的な対応を心がけてるよう指導している。板東院長は「クリニックでもファン作りが大切だといわれますが、ドクターだけでなくスタッフにもファンが付いてほしい。自費診療ですから、患者自ら『来院したい』と思ってもらえる病院にしたい」と語る。

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男性の元気を取り戻し、日本を元気に

2019年9月の開院以降、同院はコロナ禍でも右肩上がりの患者数で成長を続けている。その要因を板東院長は「健康志向が高まった結果もあるが、自宅にいる時間が増え、男性自身の問題点がいろいろと浮き上がってきたことも要因の一つ」だと語る。オンライン会議で自分の顔を見る機会が多くなったことから、シミやたるみに気付き、中年層が美容に目覚め始めたと感じているという。

また、近年注目を集める男性更年期障害での来院も多い。血液検査の結果を元に男性ホルモンを補充する更年期障害の治療を行った結果、心療内科で睡眠薬や抗うつ剤をもらっても一向によくならかった患者が改善したケースもあった。板東院長は「更年期世代は、役職についている方や経営者の方も多い。そういった方が元気を取り戻せば、その会社も、従業員の方も元気になるはず。それが広がれば日本が元気になるのではないかと思います」と語る。

現在は9割がリピーターで、一時的な治療だけでなく、男性を長くサポートしていきたいという板東院長は、人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)化が進む中でも、医療は直接的なコミュニケーションが重要視される分野だと予測する。同院でもオンライン診療を取り入れてはいるが、あくまで補助的なもので、「声や動きが分かっても空気感や温度感、いわゆるノンバーバルなところは伝わらない」と明かす。対面でのコミュニケーションを大事にしながらも、時代に合わせた新たなものをバランスよく取り入れていきたいという板東院長は「『男の元気を取り戻す』という軸はブレずにいたい。ひいてはそれが日本を元気にすることにつながるはずですから」と力を込めた。

神田西口クリニック院長

板東大晃

1985年、東京都出身。自治医科大学医学部医学科卒業。東京都内の複数の病院で男性医療を多数経験。2019年に男性専門の総合医療のクリニック、神田西口クリニックを開院。

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