沖縄発・全国へ挑む
採用コンサルティング
株式会社Human Creation
「地方創生は人の創生から始まる」と語るのは、沖縄を拠点に採用支援を展開する株式会社Human Creationの山川勇之丈代表だ。採用コンサルティング、新卒紹介、地方創生事業「One For All、All For One」の3軸で企業と若者の未来を支援する同社は、沖縄から全国、そして世界へと事業展開を見据える。“採用支援で感動を生む”という山川代表の思いを聞いた。
採用支援に挑むHuman Creationの原点と覚悟
山川代表が最も大切にしているのは「プロとして成果を出すこと」だ。「お客様に感動を届けるためには、想定を上回る成果が必要だ」と語る。
「ブライダル業界出身だった自分にとって、感動は仕事の本質でした。では、採用支援における“感動”とは何か?それは、『この会社にこんな採用の可能性があったのか』という新しい可能性や成果を届けることです。感情ではなく、圧倒的な成果により企業に驚きと希望を提供する。それが我々の存在意義だと思っています」
地方企業や中小企業こそ、資金力に頼らない“戦い方”が求められる現代。その中で山川代表は、ビジョンや価値観への共感を軸とした採用戦略を重視している。採用を「共感によるマッチング」として捉える視点が、他のコンサルティング会社とは一線を画している点だろう。
Human Creation設立のきっかけには、山川代表の原体験と沖縄への強い思いがある。高校時代に家庭が多額の借金を抱えた経験から、経済格差の不条理に直面。そこから沖縄の抱える課題、特に若者の人口流出に危機感を覚えたという。

「高校時代、父が会社の連帯保証人になっていた関係で、家庭で3000万円近い借金を背負っていました。当時はただ苦しいと思っていたのですが、周りも同じように大変だった。『そもそもこの構造自体が間違っているのでは?』と沖縄全体の経済に目を向けるようになったんです」
山川代表が描くビジョンには「かつての琉球王朝のように、沖縄がもう一度世界とつながる経済的繁栄を取り戻すこと」が原点にある。それを実現するために、まず沖縄を拠点に“人を育てること”を選んだ。
しかし起業は理想だけでは進まない。創業して半年後、同社はキャッシュアウト寸前の危機に直面した。「創業当初、いわゆるビジネスモデルもまだ曖昧で、人材に関する“何でも屋”をやっていました。半年後には資金が底をつき、公庫さんの300万円の融資がなければ今はなかったと思います。資金繰りの重要性を痛感しました」と振り返り、山川代表は「キャッシュを厚くする経営」への意識を強く持つようになったという。
エントリー数3倍の実績を生むHuman Creationの戦略力
そんな中、同社の最大の強みとなってきたのは、「新卒採用コンサルティング」における独自のノウハウとコンテンツ力にある。「RPO(業務代行)を行う企業は数多くありますが、母集団形成から選考設計、内定辞退防止、さらに内定者育成まで全工程をコンサルティングできる会社はほとんどありません。我々は一気通貫で支援ができる“新卒採用のプロフェッショナル”なのです」と語る。
特に注力しているのが、学生との最初の接点である「インターンシップ」の設計だ。スライド100〜150枚を使い、参加型・体験型の仕掛けを織り込むコンテンツは「授業より面白かった」「あっという間だった」と平均満足度93%の高評価を得ている。インターンの設計では、学生が「インターンの魅力」で集まるマーケティング手法のため、不人気業界やBtoBメーカーなどの認知に課題がある企業ほど集まるのが特徴だ。
また、採用における“解釈の力”もHuman Creationの武器の一つだ。「例えば老舗企業は『堅い・古い』という印象を持たれがちですが、見方を変えれば『時代に合わせてイノベーションを起こしてきた変化・柔軟性がある企業』という魅力になります。情報の“出し方”によって、全く異なる価値を生むんです」と解説する。

一見ネガティブに見える特徴も、目線を変えることでポジティブな武器にしていく。これまでの支援事例では、若手社員が5年ほどで独立する企業も「独立を目指す若手の登竜門」という位置付けで、学生に刺さる魅力へと変換してきた。実際に同社の支援により、新卒採用に大きな成果を出した企業も多い。「あるプライム上場の機械系メーカーでは、我々が支援に入る前は年間280名ほどだったエントリー数が、約4カ月で890名に増加しました」と胸を張る。
今後の展望について山川代表は、「新卒採用支援全国No.1」「就活生支援九州No.1」を掲げ、沖縄
から全国へ、新卒採用支援の「象徴的存在」になることを掲げる。「新卒といえば“Human Creation”と呼ばれる存在になりたいですね。採用コンテンツメーカーとして、就活講座やまちづくりと連動した取り組みなど、HRを起点に幅広い価値も生み出していきたい。単に内定者を出すことがゴールではありませんし、入社後にその人がどう活躍するか、その企業がどう変化していくかまでを見据えることが大切だと思っています」と語る。
“人材”という最も根源的な資源に向き合い続けるHuman Creation。地方にこそ可能性があると信じ、今日も企業と学生の間に新しい“感動の体験”を届け続けていく。
株式会社Human Creation代表取締役社長
山川勇之丈
2014年新卒にてIKKHD(東証一部上場)に7年間在籍。最年少での支配人を経験後、総支配人、全支店営業統括、人事責任者を務める。新卒採用においてマイナビ人気企業ランキング九州沖縄4年連続1位を獲得し、新卒100名の採用を行う。その後2022年に沖縄にて株式会社Human Creationを創業し、延べ80社以上の新卒採用の支援を行う。
https://humancreation.co/