インプラント治療で
健康寿命を百年に

医療法人社団一仁会 日本橋インプラントセンター

東京駅八重洲口前に広がるビジネス街の中心で、30年近くにわたりインプラント治療を行ってきた日本橋インプラントセンター。今なおインプラント治療の最前線で挑戦と研鑽を続ける玉木仁院長の信念を聞いた。

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患者との固い信頼関係

1990年代、インプラント治療が日本に普及する以前からその有効性に気付き、海外の学会や研修会に参加するなどして研鑽を積んできた玉木院長。自身の結婚を機に、歯科医の義父が経営する医院に移ったが、当時の日本国内ではインプラント治療が広く知られているわけではなく、インプラント治療の導入を義父に提案すると猛反対された。
「それでも私はインプラントの勉強をやめることはなく、腕を磨き続けました。入社4~5年後、義父の患者で『入れ歯はもう嫌だ』という方がいて、インプラント治療を施したところ、『入れ歯よりも快適だ』と喜んでもらえた。それで義父も自らインプラントを入れ、『インプラント治療をもっと世に広めよう!』と方針を180度変えてしまったのです」と語る。

以来、多くの患者にインプラント治療を施してきた玉木院長の元には、10年以上にわたってインプラント治療と定期健診で通い続ける患者も多く、固い信頼関係で結ばれている。

「インプラント治療にいち早く取り組んで良かったのは、私自身の手で治療した術後の経過を多く診ることができていることです。当初からインプラント治療の有効性に自信がありましたが、長く通ってもらって、その経過を見ることが私の治療の自信にもつながっています。今もインプラント技術は日進月歩ですし、これまで治療ができなかった症例に治療の道が開けたり、より外科的な負担(痛みや腫れ)が少なく、より審美的に解決できる方法が開発されたりと、発展を続けていくでしょう。常に最善の手を打てるよう、日々の研鑽を怠らず、できることを増やしていきたい」と力を込める。

そんな玉木院長に、96歳の女性の家族から歯科治療を受けたいという相談があった。高齢のため、他の歯科医院では「万が一何かあったら責任を取れない」とたらいまわしに遭ったというが、玉木院長はその治療を引き受け「その女性の体調に問題がなく、大きな負担をかけない手術をスピーディーに行えると確信がありました」と、治療は無事に成功。その後、女性の100歳の誕生日には、玉木院長は100本のバラの花束をプレゼントして祝福したという。

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医療に対するリテラシーを上げていきたい

玉木院長はインプラント治療を取り巻く業界の現状に危機感を抱いている。「他のクリニックでインプラントをされた方が、治療のやり直しを行うため私のところに来院されるケースも増えています。それが本当にショックなことですし、業界全体の底上げ、私も含めた医師のレベルをもっともっと上げ続けていかなければいけません。10年前からその傾向を危惧していましたが、時間の経過とともに深刻化しているように感じます」と指摘。正しいインプラント治療を広げ、患者に対する啓蒙活動にも注力している。

「今ではインプラント治療は広く普及し、多数の歯科医院で標榜されています。選択肢はあるのですから、単にアクセスの良さや値段などで選ぶのではなく、専門家から正しい情報を得てほしい。その思いで毎月インプラント説明会を開き、さまざまな治療の選択肢や、レントゲンの見方、どんな歯科医院を選ぶべきかなど、細かな知識を紹介しています。自分の健康は自分で守るべきだ。その手助けをして行きたい」と力を込める。

玉木院長は「もうけ(利潤)のみを追い求めて医院経営を続けたいとすれば、今のような患者との信頼関係は築けないでしょう。口腔だけでなく、健康的に長生きできる。健康寿命100年を実現していくことが私の使命であると思っています」と語り、研鑽を続けていく。

医療法人社団一仁会 日本橋インプラントセンター院長

玉木仁

1960年、新潟県出身。1993年、新潟大学歯学部卒業。1996年、医療社団法人一仁会を設立し、院長・理事長に就任。2001年、東京日本橋インプラントセンターを開設。2010年、東京医科歯科大学歯学博士を取得。国際インプラント学会・指導医、日本口腔インプラント学会専門医。

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